“自然派”と『作る』こと。
ハーブやアロマが、私の生活に当たり前に入ってくるようになって、早10年。
はじめたきっかけは、布団のダニに困った時に「布団に殺虫剤使うのなんかやだなぁ」と思ったこと。
そこでアロマスプレーを自分で作ってみたのを皮切りに、あまりの簡単さに次々と色んなものを作りたくなって、どんどん深みにハマっていったのです。
作ってみるとわかるけど、アロマって用途に合わせた精油×使う形態によってかなり幅広いものが作れる。
そうやって生活の色々なものを自分で作るという発想を身に付けると(ハーブやアロマを使う以外にも食器類や雑貨、家具、保存食を作ったり)、意外なほど、生活に充実感が出てきました。
植物や土など、自然のものを自分の手で触り、作りたいものをイメージし、作り上げ、それを自分で消費する。
いまの社会では、ものの素材や生産に思いをいたらせることはなかなかむずかしい。
何の上に自分の生活、自分の人生が成り立っているのかを、知らない。あまりにもわからない。
その足元の見えなさに気づいてしまうと、不安を感じるほどに。
だから私は、自分の人生の足元を自分自身で作ることに、安心感や地に足をつけて生きている実感、充実感を覚えた。
その充実感を、もっといろんな人に知ってもらいたいと思う。
特に自分の子どもたちには、空虚なものに囲まれて目を曇らせてしまう前に、こころの基礎の部分で、自然とつながって自分の生活が成り立っていることを実感してもらいたいなと思います。
だから、自分の及ぶ限りの部分では、
自然のものを使う生活をしたいな、と思っているのです。